”はるみ”という柑橘がある。
不知火こと、デコポンと同じ親(清見×ポンカン)を持つ、いわば兄弟品種。
手で皮が剥けて、種も入らず、食べやすく、美味しい。
ただその実力の割にメジャーになり切れていないのには理由がある。
隔年結果と言って、一年ごとに収穫量および品質に大きなブレがあるのだ。
年によって、味も大きさも差が大きく、安定しないのが、最大の弱点。
それでいくと、今年は当たり年。
収穫量も十分あり、味も良い。
(ちなみに昨年はやっぱり不作だった)
「菊とそうでないのがありますよ~。」とスタッフさんに言われたので、食べ比べしてみた。
永田照喜治が、岩山のみかん畑で作ったみかんが、見た目が悪くごつごつだったけれど、それが一番美味しかったと書籍にも書いている。
このごつごつのみかんが、農家の間で言われる”菊みかん”。
菊の花のようなごつごつ、ぼこぼこした外観のみかんは糖度が高く、美味しいのだ。
写真だと分かりづらいのだけれど、左が普通の皮のはるみで、右が”菊はるみ”。
食べてみると…なるほど菊みかんの方が美味しい。
甘さだけでなく、酸味もはっきりあって、美味しい。
18度と15度の3度の差は大きい。
だけれど、柑橘で15度あると、かなり良い方。
例えば、みかんであれば12度あると、とても甘い。
今年のはるみは、おススメですぞ。
■はるみ 広島県産 約1kg 1556円(税込)~
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/41745.html