柳川の海苔漁師 西田さんに海苔を発注しておいたのだが「今年は無かっ!!」と電話があった。
海の栄養が全然足りないのと、寒さがなく、原料である生海苔が、1月に入ってからとれないらしい。
「海苔の値段もね、3倍よぉ。」
西田さんはお国言葉が強い。
熊本県境とも近いので、福岡弁とも違うように思う。
「12月ば、採れよったんやけどね。寒さが足りんたい。ばってん、冷凍のを使って作るんもできるけど、あんたんとこの海苔巻き。そげには間に合わないそうにないんよ。」
私の大学の専攻は言語。
外国語も方言も大好きなので、なんとなく頭の中で分析しながら、西田さんの言葉に耳を傾けた。
元気そうで良かった。
が、あの海苔が無いのは、画竜点睛に欠く。
聞けば、昨今の温暖化で、海苔の収穫量が極端に減っているそうで、海苔の高騰も止まらないのだそう。
当時、海苔を、よく農家さんからいただいた。
西田さんも、福岡の井上さんと言うみかん農家さんからいただいた海苔が美味しかったので、紹介してもらった。
そういえば、佐賀の海苔も、他の誰かからもらって美味しかった。
りょくけん社員さんから、いいや、地元の静岡 舞阪の焼きのりの方が美味しい!と頂いたものも、パリパリして美味しかったっけ。
売場で正社員さんと話してたら、「りょくけんの恵方巻は、具も酢飯もですが、海苔が美味しいですよね!」とのプレッシャーの言葉もいただいた。
さて、どうするかな。