「昨年ご紹介いただいた生産者のミニトマト、お譲りいただけませんか?」
「分かった、話してみる。」と、ご自身の農業でも忙しいのに、動いてくださった。
そうして、お取引が始まり、通販でも、銀座店でも現在展開中なのが愛知豊橋の村上さんのミニトマト。
ぱちんとはじけるようなジューシーな、やわらかい、薄い皮の高食味ミニトマト。
時期によって、水のやり方を変え、とにかく食味重視で作っているという。
このほど、銀座店にも足を運んでくださり、しばらく店頭で話し込んだ。
農家さんが、東京のお店を訪ねてくださるのは、正直とても嬉しい。
村上さんの2反ほどのハウスは骨組みがしっかりしており、気温、湿度はもちろん、二酸化炭素の濃度まで管理されていて、
トマトにとって最適な環境が保たれるように制御されている。
「実で光合成させるように意識しているんです。」
村上さんは、葉搔きをかなり一生懸命行うそう。
光合成するのは葉っぱだから、葉が重要、と思っていたけれど、、、と聞き返すと、トマトの緑の部分でも光合成をすると考えている、とのこと。
そうして、緑の部分が抜けていき、トマトが美味しくなるのだ、と。
「ベースグリーンの部分ですか?」
「はい、そうです、あれがきれいに抜けて、真っ赤になることで、トマトが美味しくなっていくサインだと思っています。」
実際、村上さんのミニトマトは美味しい。
トマトにとって、一番厳しいであろう、この時期でも、一段上の食味を実現している。
■ミニトマト 愛知県産 約180g 594円(税込)
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/318723.html
創業者である永田家の方が「水耕はやらない!」と言っていたことに、逆らう形になってしまったが、
いつか農家さんに言われた「水耕だから駄目じゃなくて、できたもので判断してほしい。」と言われた通り、
結果で、判断してきたい。