9月1日から、営業時間が変わる、という重大な発表が松屋銀座からあった。

10時開店が11時開店となる。

これは、相当な決断だ。
1時間営業時間が減るのは、単純計算で行くと、10分の1の売上が減ることになる。
株式会社松屋は、この3月で、社長が変わった。

それを知らしめるに十分にインパクトのある施策のように思える。

開店の1時間を減らしたとしても、ピークタイムに力を効率よく注げば、売上は確保できるという考えと、
従業員の長時間労働を少しでも減らそうという二つの考えがある。

食料品の売り場に勤めていると良く分かるのだが、朝から晩まで、いわゆる”通し”で、ご勤務している店長がとても多いのだ。

それこそ5時台から厨房に入り、閉店後のレジ締めまで＝21時くらいまで勤めている方もちらほら見受ける。

そういう長時間労働を減らそう、という考え方がある。

色々な考え方があるが、デメリットもある。

スタッフさんたちは、自分のライフスタイルに合わせて、この職場も選んでいる。
8時から出勤すれば、17時に退勤できる。
そうすると、趣味である習い事にも通えたり、家族の食事を作るにも十分な時間に帰ることができる。
ところが、開店が1時間遅れれば、勤務時間も1時間遅れ、18時退勤になり、習い事に通えなくなったり、食事に間に合わない、なんてことも起きて来る。

逆もまた然り。

今まで8時からはとても来れないけれど、9時からなら十分に出勤が可能な方が、今後は積極的に勤務できる、なんてこともあるだろう。

何はともあれ、大きな決断。

りょくけんとしては、そこの決断にかかわることはできないが、こういう変化がありました、など気づきをどんどん上げられればと思っている。