りょくけん東京

りょくけんだより
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セミ 社長日記

真夏の夜は足元に気を付けて歩きたい。

セミが鳴く場所。
かつ土がある場所。
例えば並木道や植栽が植えてある場所が近くにあったら、夜8時以降は足元には気を付けて歩きたい。

セミの幼虫が羽化を始めようと、うんとこしょ、どっこいしょと歩いているからだ。
4~5年間(品種にもよる、諸説ある)、土の中で生長し、やっと外に出てきたセミの幼虫。
気づかずに、うっかり踏んでしまうことがあるのだ。

必死にもごもごと歩いている姿は、共感が持てる。。

私が帰る時間帯には、結構な数の幼虫が歩いていたり、すでに樹に登っていたりする。

息子たちは、毎年、この時期になると、帰り道を下を向きながら歩き、幼虫が歩いていれば、自宅に持ち帰り、網戸や拾ってきた木に開放する。
しばらくすると、羽化を始めるのを観察するのが好きなのだ。

クマゼミの羽化。長男が言うには、関東ではまだ貴重だそうな。

背中が割れ、もごもごと真っ白な成虫が出てくる様(さま)は、とても幻想的。
1時間くらいかけて、ゆっくりとセミになる様子は、心打たれるものがある。

土の中から出てきて、1週間くらいで、命を落とすセミ。
せめて羽化だけはさせてあげたいと思うのである。