見たことのない柑橘が、近所のスーパーで販売していたので、負けた気がしつつ、購入して食べてみた。
佐賀県産”にじゅうまる”。
品種名は佐賀果試35号という。
佐賀県の果樹試験場で平成29年に登録されたので、7年くらい経過した品種だ。
西之香(にしのかおり)に太田ポンカンを掛け合わせて生まれた。
西之香の親は、清見とトロビタオレンジ。
清見とポンカンの掛け合わせがデコポンなので、おそらくはその系統の味だろうと推測。
断面が見えるように包丁でカットしたところ、真ん中付近にはスが入っているような乾いた感じが見られたが、食べてみたところ、極めて美味しい。
乾いたような食感はなく、デコポンよりも酸味が少なく、甘みを強く感じる柑橘だった。
糖度を測ったところ15度以上あった。
手で皮も剥けて、糖度が高く、種もない。
流行りの高糖度オレンジみかんだ。
佐賀の試験場で開発されたので、あと十数年は、佐賀県以外では栽培できないはず。
ちょっと販売してみたいなあ~と思ってしまう柑橘だった。