愛媛中島の石丸さんのはるかが寒波でダメだと分かり、熟考して、広島の生口島の森野さんのはるかをお願いすることにした。
森野さんは、多くの柑橘農家さんを見てきた道法さんをして、全国の名人の中で5本の指に入ると言わしめる名人。
生口島の南西部分の圃場をほとんど森野さんが有し、「年に一回しかない収穫。人が果実にできることはすべてするつもりです。」と忙しくされている。
立地だけでなく、本当に柑橘に真摯に向き合って手間暇をかけている農家さんだ。
送られてきたはるかは、やっぱり美しく、程よい大きさ。
そして美味しかった。
はるかは、日向夏の偶発実生。
甘夏の花粉がかかわっていると言われているが、その割に、酸味がおとなしく、とても甘さを感じる黄色の柑橘だ。
親である日向夏同様、白ワタの部分に苦みがなく、皮をりんごのように剥いて、白ワタを少し残して食べる。
大きな欠点である種の多さは、中心部を避けるように、包丁で削いで食べる。
ひと手間かかる柑橘かもしれないが、その美味しさには価値がある。
りょくけんでも、この風味を好んで、毎年買ってくださる常連のお客様もいるくらい。
店頭でも気になったらぜひ手に取ってみてほしい。
■はるか 広島県産 約1kg 1512円(税込)
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