東京都で実施している省エネ診断というものを受けた。
エネルギー分野の専門家が2名、会社にご訪問くださり、1時間半ほど、電気使用量や水の使用状況を確認し、改善点を運用面と設備面で指導してくださる、と言うもの。
たぶん、多くの中小企業が、この後の診断結果によって受けられる補助事業などのために診断を受けている。
例えば照明交換などで、蛍光灯をLED照明に変更するなど、都や区から1/2程度の補助金が出る。
私は、移転した年の年末にどう考えても電気代が高くなっていることを認識し、さくさくとLEDに全灯を変更してしまったので、補助金の対象とはならないだろう。
ただ、電気代は、戦争や円安を理由にどんどん上がっているので、必要なことだと思い、診断を受けた。
まず、ためになったのは、自分で電気代や電気使用量、水の使用量を表にまとめたこと。
毎月、電気代は確認してはいるが、使用料だったり、単価だったりまでは細かく確認しない。
表にまとめることで、見えてくることがあった。
まずはLEDへの変更は我ながら、英断だったと思う。
前月まで1200kw使用していた電気量が、翌月からは800kw代で推移している。
10月には、業務用冷蔵庫が壊れてしまったので、新規に購入したのだが、ここでも100kw、翌月から減っていた。
水道は、事務所の場合、トイレと小さなシンクしかないので、7㎡~8㎡で一定。
ガスは使用できない事務所なので、特段、指摘されることはなかった。
1時間半ほどの面談と診断で、主に言われたことは次の通り。
1.人がいない通路スペースの電灯は2本ついているが、1本で事足りる。
2.電灯スイッチの細分化。 実は一番気になっていたかもしれない。事務所は割と広いのだけれど、電灯のスイッチの区画が3つにしかわかれておらず、私が一人しか残っていない時にも、20本のLEDが煌々とついたままになってしまう。
地元の電気屋さんに頼んで、工事してもらうよう、アドバイスを頂いた。5~6万円ほどでできるはずだ、とのこと。有難い。
3.トイレと洗面の電気がまだ蛍光灯だったので、ゆくゆくはLEDに変更。
4.業務用冷蔵庫は、ゆくゆくは更新して、電気効率の良いものに変更(5台あり、そのうち一台だけ昨年変更した)。
5.PCの液晶パネルの輝度を100%以下に設定すること。
6.トイレの便座を節電設定にすること(済)。
7.暖房効果を上げるため、パーテーションで事務所スペースを区切ること。
8.エアコンのフィルタ清掃
9.エアコンの室外機の4~5年に一回の清掃
10.サーキュレーターや扇風機を活用して、エアコンの効率を上げる
などなど。
できることから取り組んでいきたい。