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大腸ポリープ 手術

手術の事。

ご心配いただいているかもしれない。
手術を受けた。
大腸の大きめのポリープというやつは、意外と多くの方が受けている手術のようで、
ここ数か月で会った知人・友人にも多い症状だった。
全員が元気にやっている。

「きっと大丈夫だろう。」

とは思っていたけれど、いざ、本当に入院して、翌日には手術を受ける時には緊張した。
手術自体は、おなかを切ったりはせず、肛門から内視鏡を入れて行うので、体が受けるダメージやリスクは開腹しなくてはいけない手術よりずっと少ない。

内視鏡から針が出て、ポリープのあるすぐ下の大腸の壁に液体を注入。
少し膨らませたところをレーザーで剥離する。

点滴を通じて鎮静剤を打たれたが、最初だけふらっと来た後は、あまり眠くならず、後ろを振り返って大腸の中が映るスクリーンを眺めていた。
ピンク色の大腸の壁に、白い丸いものが映っているが、何しろ私は眼が悪い。
メガネは外して手術を受けていたので、何がどうなっているのか良く分からなかったが、後で聞いたことには、あれはすでに剥離した後で、止血をして、縫合(クリップを二つ差す)していたところだそう。

担当の医師から「はい、じゃあ、また前向いて。」と言われるまで、訳が分からないなりに、スクリーンを見つめた。

「出ないな。ちょっとおなかに力入れて~。あ、出た。」と言われて、内視鏡が外に出たのが分かった。
所要時間は20分くらい。
体のどこかが痛い、ということもない。
手術室には、医師の他、看護師長的な方、看護士さんが3名ほどいて、私一人のために、こんなに大勢が努力してくださっていることに恐縮した。

立って自分で歩けるように思ったが、それは止められた。
移動できるベッドに移り、寝たまま、病室までまた運ばれた。
私よりずっと華奢な看護師さんに支えられ、運ばれるのは本意ではなかったけれど、変に動いて傷口(ひっかき傷くらいだ、とのことだったが)が開いたり、鎮静剤が聞いているのに、絶対安静なのだという。

体内酸素を測るもの、遠隔の心電図を測る装置、そして絶食中なので、ぶどう糖の点滴と抗生剤の点滴につなげられた。

正直言って、すっきりした。
そして、ほっとした。

気が抜けたのか、そのまま仰向けのまま、しばらくうとうとした。