”炎舞(えんぶ)”がいよいよ入荷した。
長野県中野市の育種家 吉家さんが生んだ赤肉りんご品種。
”いろどり”という赤肉品種にふじを掛け合わせて生まれた。
黄色の果皮のムーンルージュと同じ親を持ち、兄弟品種と言える。
炎舞は、ムーンルージュと違い、外皮も赤い。
ただ、赤みをさす確率が、ムーンルージュよりも低いようで、その件は、生産者の小林さんもおっしゃっていた。
「今年は特に赤くないかも!」
外側まで濃い赤で、この感じなら、中もすべからく赤そうなものだけれど…。
試しに二つカットしてみると、一つは普通、もう一つは写真のように赤みをさしていた。
食味は、あまり差がないような、赤みが差している方が、味が濃いというかはっきりしているような。
食味は”ふじ”によく似ている。
蜜も入り、美味しいりんごだと思った。
色素を発生するには、日照である程度、前成分というか色素を発生させる物質の要素を作り出し、
その後は寒さにあたることで現出すると私は思う。
日照×冷え込み。
色が入っていなかったものは、どちらかが不足しているのかな。
ただ、紅玉が1/4ほど入っているので(いろどりの親が紅玉)、あまり熟させると、果肉が早めにぼそぼそしてしまうのかもしれない。
ぜひ、この貴重なりんごをご賞味いただければと思う。
■りんご(炎舞) 長野県産 約1kg(3玉前後) 1512(税込)~