産地に行きたい。
代表になる前は1週間に1回は産地に赴き、情報を得ていた。
今はそうはいかない。
会社のスケジュールがある他、家族の都合もある。
具体的には、保育園の送り迎え当番。
保育園は朝9時から夜19時までが基本時間。
仮に出張に行くのであれば、その間に済ませなければならない。
でも、最近、気づいた。
保育園児の四男を一緒に連れて行ってしまえば良いのだ。
車で行けば、出張旅費は変わらないし、新幹線でも、未就学児は自由席であれば無償だ。
思いついてしまったので、さーっと計画を立てた。
朝、四男と手をつなぎながら、保育園に向かう。
道すがら、「明日、長野にりんごとぶどうがどんな風になっているか、見に行こうか?」
「いく!いきたい!」と四男が言うので、心を決めた。
保育園にて、先生に「明日、お休みさせます。すみません、長野に出張行くんですが、一緒に連れて行こうかと。」と伝えた。
夜、仕事帰りにコンビニに寄り、四男の朝食を購入。
チョコスティックパンとりんごジュース。
朝7時に出たいが、四男を起こす自信がない。
車の中で、朝食を食べさせようという作戦だった。
翌朝。
6時半に起きて、自身の身支度を済ませた後、四男を着替えさせた。
7時。
四男と車に着き、チャイルドシートを助手席に移設していると、なんだか異変が。。。
四男は、四歳。
おむつからパンツに切り替えて半年。
ただ、長時間の移動なので、今回は私の都合でおむつを履かせていた。
安心しきっていたのだが、それは四男も同じだったようで、おしっこをしすぎたのだろう、おむつからも漏れてしまっていた。。。
「え~~~」と言いつつ、ズボンの予備は二つあったので、おむつを替え、ズボンも着替えさせた。
気を取り直して出発。
「今日は前の席に乗ってよいよ。」
四男にとっては初めてのことで、興奮しているのが分かった。
「きょうはぼくだけおやすみ???」と繰り返し聞かれた。
「おなか減ったでしょ。これ食べな。」とパンとりんごジュースを渡すと、大きい目をさらに大きくして、輝かせているのが分かった。
そして、そのテンションのまま、道中3時間半。
四男はずっとしゃべりっぱなしだった。