北海道も、温暖化が進んでいると言われている。
それにともない、トマトの出来もむつかしくなってきている。
以前の上司というか、青果の師匠いわく「6~7月は余市・仁木、9月以降は、下川よりも北に行かないと、高品質のトマトはなかなかとれない」とのこと。
というわけで下川で気になっていた農家さんに訪れ、トマトも少しいただいてしまった。
ちょうど、選果でお忙しい時だったけれど、いっぱい説明してくださった。
まだ、かなり青いトマト。
しかし食べると甘い。
東京に届いた時にはあまり感じられない酸味も強く感じる。
常温で保管しておく方が良い、というアドバイスがあり、関東に持ち帰ってきてから、日陰でずっと常温に置いておいた。
翌日には赤みが増し、3日後には十分な赤さになり、酸味も穏やかになった。
果肉も軟化がみられず、しっかりしていた。
収穫直後からしばらくトマトを見続けるのはとても興味深かった。