秋の野菜で好きなもののひとつに、落花生がある。
浜松にいた時に、永田照喜治さんや先輩の畑でとれた生の落花生をいただき、その美味しさに心奪われた。
浜松では”ナマラッカ”と呼んでいて、旬の時期にはもっぱら、ゆでて食べる。
”ユデラッカ”と呼ぶ。
豆の仲間なので、肥料はあまり必要ではない。
肥料を抑えることで、より甘みも引き出される。
ゆでると、ホクホク、しゃきしゃきした美味しさが引き出されて、ドうまいのだ。
照喜治さんは亡くなり、今は隣の磐田市から、落花生が届いている。
家の冷蔵庫に入っているのを発見した長男が、「とーちゃん、落花生ゆでて~」と飛んできた。
鍋に水を入れ、洗った落花生を殻ごと入れて、強火にかける。
沸騰したら、中火~弱火に切り替えて、ゆで続ける。
30~40分。
傍らで夕食用のホワイトシチューをこさえていると、あっという間に30分が過ぎ、鍋から箸で一つ二つつまんで取り出し、検食。
うまい…!
枝豆や大豆など、豆好きの息子たちにつまみ食いで与えると、異口同音、「うまい!」と言ってくれた。
確かに美味しい。
中身はぎっしりと詰まっていて、なんだかうれしい。
ざるに開け、粗熱をとり、そのまま食卓へ。
あれよあれよと減っていく。
そういえば、鍋に塩を入れるのを失念。
でも、このままでも美味しい。
明日から、普通の落花生ではなく、大粒の”おおまさり”という品種も入る。
こちらはよりやわらかな食感が楽しめ、シャキホクとして、食べ応えがあり、うまい。
”塩”ゆでの落花生。
ぜひ、一度召し上がってみてほしい。
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■落花生(おおまさり) 静岡県産 約250g 648円(税込)
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