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ツルムラサキ 蔓紫.調理法.

ツルムラサキ。

ツルムラサキをゆでてみた。
磐田のツルムラサキは、今まで見たことがないようなタイプだった。

↑ 在来品種のツルムラサキ。

市販されているツルムラサキはもっと軸が太く、全体的に緑だ。
ツルムラサキは熱帯アジア原産。
ほうれん草の仲間だと思っていたけれど、ツルムラサキ科という独立したグループの野菜だった。

↑ 一般的なツルムラサキ

ほうれん草と似たような風味に、モロヘイヤのような粘りを加えたような野菜で、生食すると一瞬美味しいが、あとからじわじわと苦みを感じる。
栄養価が高く、カロテン、カルシウムが多い。

沖縄では古くから食べられていて、在来の品種がある。
磐田のツルムラサキは、この在来品種のタネを播種したもの。

良く見られるツルムラサキは、栽培用に改良された品種で、もっと太く、緑がきれいで、収量も多い。
在来のものは、軸が赤くてか細い。

熱湯を沸かし、さっとゆでた。
苦みは水溶性なので、ゆでた方が、外に出て、食べやすい。

クセがなく、わずかなぬめりがある。

定番で、おかかをかけて、お醤油でいただいた。
息子たちには、さっとごま油をかけたら、よく食べた。

ほうれん草は、夏の栽培がむつかしいので、モロヘイヤや空心菜、ツルムラサキをうまく生活に取り入れたいところだ。