石油製品を中心に、今年に入って2回目の包材値上げの告知が来た。
色々な政治思想や地政学や経済を無視して、ロシア産の石油は使いたくないし、一刻も早く戦争は終わってほしいので
経済制裁や石油禁輸の動きは賛成。
それに伴う痛みが、この値上げならば、受け入れなければならないとは思っている。
ただ、トヨタ自動車さんのように、会社に経済的な余裕があるわけでもなく、値上げを吸収できるだけの努力はしなくてはいけない。
”企業努力ではどうしようもなく”という文面はこの間、いくつもも見た。
その意趣返しか。。
2月に行った、エフピコさんの展示会はとても勉強になった。
バックヤードで起こっている問題を解決します!みたいなテーマだった。
1.惣菜の包材の蓋のテープ止め
→必要ないように嵌合性の高い包材を提案します!
2.包材がかさばる
3.包材が取れない~
→一般の方には伝わりにくいのだが、プラスティック包材は小分けの袋に重なって入っている。
この重なった状態から一枚一枚とるのだが、中にはぴったりくっついていて、なかなか取れないものがあるのだ。
環境問題にももちろん取り組んでいて、原料のプラスティックを減らしている、とかリサイクルにもずっと取り組んでいる、とか
その問題も興味深かったけれど、現場は、上の二つのようなことが重要だったりする。
りょくけんの場合、ほとんどの包材がテープ止めが不要なのだけれど、お弁当やスティックサラダなど一部のサラダには
テープ止めが必要な、嵌合性がゆるい包材を使っている。
セロテープが不要になれば、もちろんテープ代がかからない。
微々たるものだが。。。
もっと言えば、二か所止めるための人間の手間が不要になる。
石油資材は、5月1日に、10%上がり、この後、さらに15%上がる、と言われているが、メーカーや問屋さんを変更したり、
大ロットで購入するなど、企業努力をして、なんとか吸収したい。
ただ、怖いのは、ヤマト運輸さんなどの運賃の値上げ…。
これだけは、なんとかヤマト運輸さんには維持していただけるように頑張ってほしい…。