5月は山椒の季節だ。
幸運なことに、りょくけんの契約農家さんに、優れた山椒を作る方がいる。
和歌山の宇城さんだ。
紀の川柿という、果肉に黒いゴマが入る柿で、SKIPの時代から大好きだった柿だ。
柿を見に園地を訪れた時、真っ赤に熟した小さな実を見て、「これは何ですか?」と伺った。
「それは、山椒の完熟した実ですわ。」
「へえ~食べてみても良いですか?」
「いや~よした方がよいですよ、そんなもの食べるのは。」
「毒なんですか?」
「いや、毒じゃないし、むしろ薬としても着目されてるくらいで…」
「じゃ…」と話のタネに三粒ほど口にした。
いやあ…。
はじめは柑橘の香りがして、うまみがあって、酸味があって、美味しいじゃん…と思ったのはほんの一瞬で、
そのあとは強烈な辛みが来て、一日、口中がしびれたままだった。
唇が倍くらいに腫れているのでは?と思ったほど。
9月くらいに見に行くと、そんなものだが、5月はまだ緑。
宇城さんによると、5月20日くらいが、やわらかく、一番おいしいという。
そのあと、一週間もすると、実が固くなり、魅力が半減する。
今年も20日~27日まで、数量限定で販売だ。
お見逃しなく。
■実山椒 和歌山県産 約50g 648円(税込み)