山梨の石原さんからいちごが届いた。
夏は、なすでめいっぱいお世話になっている農家さん。
本業は、いちごの観光農園。
ただ、ご時世で、やっぱり厳しいものがある。
いちご狩りは、やっぱりリスクがある。
ハウス栽培だから、密閉空間だし、とったいちごは、その場で食べる。
一人でいちご狩りはあまりしない。
そして、いちご狩り産地は、おおよそすべからく一軒だけではない、集落すべてがいちご狩りを運営している。
もし、万が一、新型コロナのクラスターが発生すれば、一産地の風評となるのは、想像に難くない。
「いちご狩りに来て。」と、常連のお客様にお声をおかけするのも、一筋縄ではない。
とはいえ、手をこまねいて、立ち止まっているわけにはいかない。
だから、石原さんは昨年から少しずつ、通信販売や直売店にシフトしている。
今年はさらにその傾向を強め、慣行いちご狩り向きの品種”章姫(あきひめ)”から”おいCベリー”や”きらぴか”など固めの品種を主力にしたようだ。
章姫は、酸味が少なく、甘さを感じやすい品種なのだけれど、やわらかい品種のため、輸送に耐えられない。
「ちょっと大森君に食べてもらいたくて。」
そんな嬉しいことを言ってくださって、我が家に届いたのは、桃薫(とうくん)という品種。
白から朱色、あるいは橙色のいちごで、桃の香りと味がするいちごだ。
かなり、気難しい品種で、大きさの割に軽くなったり、結実がなかったり、味が全くなかったり。
気候天候に左右されやすいいちごなのだ。
今年はどうかな?なんて思いながら、立派な大きさのいちごを見ると、オセもなく、傷みもなく、とてもきれいに梱包されている。
一口食べたところ、めちゃくちゃ美味しい。
朝の忙しい時間帯だったけれど、さっと洗って、子供たちにもサーブした。
「うまいっ」×4。
最近、息子たちは、糖度計で、糖度を測るのが流行りで、くだものを食べると、必ず測ってくれる。
結果、16.3度。
「おお~!」
「ちゃんと、石原さんにお礼言ってね。」と妻。
…そんな、いわずもがな。
察するに、肥料設計も、水やりの感じも変更したのではないかと、私は受け止めている。
桃薫もやわらかい品種なので、この、暖かくなってきた時期に、この品質は保てない。
そして、これは紹介したいなあ、売りたいなあ、とちょっと思ったのだけれど、、
「FMラジオで紹介してもらって、桃薫はあっという間になくなっちゃった!」とのこと。
ちょっと残念だけれど、それはそれで、良い事かな。
購入やいちご狩りは、石原農場のHPから予約が可能。
山梨の甲府南インターからすぐなので、ぜひ↓
太陽と大地の恵み ~石原農場~
http://ishihara-nojyo.com/
こそこそ話)
お伺いすると、煎り落花生とか干し柿とか、いちごジャムとか。
たぶん、ご馳走してくださいますよ~