ニイクラファーム。
ユニクロの子会社だったSKIPで野菜くだものを販売している際、
やっぱり不足するピースってけっこうあった。
トマトを打ち出していたのに、バジルやルーコラがなかった。
りょくけんの門を叩いて、入社した後、盛んに、ルーコラが欲しいと上司に訴えた。
「東京にあるんだけどね。」
商流の関係なのか、昔のしこりがあるようだった。
入社したてだった、私には、あまりピンとこなかったので、紹介してもらい、さくさく伺った。
池袋から西武新宿線に乗り換えて田無駅で降りて、徒歩8分。
ニイクラファームは、当時から法人化しており、やりとりをしたのは、当時、専務だった新倉さん。
朝から行って、お昼過ぎまで熱心に説明してくださり、いっぱい話を聞いた。
永田照喜治の影響で、先代の時に赤土を客土しており、周囲の畑よりも一段高い。
露地とハウスをうまく組み合わせて、100種類以上のハーブや西洋野菜を育てていて、めちゃくちゃ楽しい。
そして、どれも美味しい。
その時、食べたルーコラの美味しさと香りは今も忘れられない。
初めて食べたセルバティカも(ルーコラの野生種と言われる)、とても印象深い。
お互い熱心で、作業場に戻った時には、お母様に、「まだ終わらないの? まだ仕事(=出荷)がいっぱいあんだけどね!」
とお叱りを受けたほど。
意欲的に販売させてもらったのだけれど、しばらくお声おかけしていない。
前回は2年ほど前、新倉さんの父子が、NHKのお昼の番組に出ていた時だった。
たまたま、事務所の近くのお店でランチを食べていたら、出演していたので、とってもびっくりした。
すぐにメールして、お話ししたっけ。
「東京フェア。良い機会かな。」
イメージするメニューもあったので、連絡することにした。