愛媛の中島から、甘平が届いたので実食。
12月の、紅まどんなこと愛媛果試第28号に続く、高級柑橘で、
愛媛果試第34号と、最初は名付けられた。
不知火(=デコポンのこと:清見×ポンカン)と西之香(清見×トロビタオレンジ)を
掛け合わせてできた種子からできた木の枝を高接ぎしたところ得られた果実だった。
けれど、DNA鑑定をしたところ、デコポンではなく、ポンカンと西之香の掛け合わせと分かった。
ややこしい…。
品種改良自体、この柑橘の性質とこの柑橘の性質を合わせたら、こうなる
ーんじゃないかという人間の意図をもって行われるのだけれど、結局は、
自然の、最後のエッセンスに容易に翻弄される。
最終的には、できあがったいくつもの果実を食べたり、分析して、
これは栽培しやすいとか、これは食味が良いとか、判断して、ようやく日の目を見る。
さて、食味だ。
甘平は、手で皮が剥きやすい。
香りが素晴らしく、糖度もしっかりあって、粒々感があって食感が良い。
種は、まず入らない。
食べた感じ、もっと糖度があるかな?と思ったけれど、測定したら12度台だった。
時期が短い(日持ちするけれど、まだ絶対的な栽培量が少ない)ので、お見逃しなく。
■甘平(かんぺい) 愛媛県産 約1kg(3玉前後) 2160円(税込)~
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/40783.html