雪が降ることで、トマトのように枯れてしまうものもあれば、食味が上がるものもある。
岐阜の木戸さんから、にんじんのサンプルを頂いた。
夏の大根が植えてあったところは、現在、雪が1m以上積もる。
標高が1000mある高原だ。
平地にはハウスを用意して、越冬できるトマトを作付けし、高原では気候を利用した作物を栽培している。
今は、にんじん。
にんじんは掘り起こさず、積雪を待つ。
青森の雪の下にんじんは、1月~2月下旬が最盛期で3月に入って少し暖かくなると、軟腐が発生したりするので、
産地リレーをするのも良いかもしれない。
「(すでに取り扱っている)産地があるのは知っているんですが、一度、送るんで食べてみてほしいんです。」
そう、木戸さんに言われると弱い。
実食してみたところ、これが美味しい。
気になって糖度を測ると、青森の雪の下にんじんと同様、糖度7度を超えていた。
たまたま冷蔵庫に市販の関東のにんじんがあったので測ってみると、糖度2.1度。
実食するとあまり味がしない、というか…。
岐阜、ひるがの高原の”春まちにんじん”。
なるほど、美味しいなあ。
酸味を加えない、にんじんジュースも作ったりしないかなあ、、、と淡い期待を抱いてしまった。