三つ葉がない…。
そもそも、三つ葉の旬は初夏の5月だ。
根がしっかりと着いた香り、味ともに濃厚な根三つ葉が出回る。
年末に三つ葉が重宝されるのは、お雑煮などに使われるため。
今、出回っている三つ葉のほとんどが、水耕栽培だ。
いくつか呼び名があり、根三つ葉、糸三つ葉、刈り三つ葉、切り三つ葉、軟白三つ葉がある。
根三つ葉は、5月に出回る畑で育った、本来のもの。
糸三つ葉は、水耕栽培のもの。
スポンジが根元についている。
やや日持ちが悪い。
切り三つ葉も、糸三つ葉と同義に使われている。
刈り三つ葉と軟白三つ葉は、地方によっても違うかもしれないが、北海道で採用されている栽培方法。
夏~秋にかけて、根三つ葉を育てて置き、冬の需要期に、ハウスに移植し、再度、芽出しを行ったものだ。
雪が降り積もる中で育てるので、本州に届けられた時には、その温度差で、葉がけっこうやられてしまう。
毎年、ひやひやするアイテムの一つだ。
そして、2021年は、やっぱりだめだった。
数日前に、その事実が分かり、ご予約分だけを何とか確保。
銀座店の店頭ではついに、お見せすることができなかった。
来年は、ベビーケールなどを作ってくれている大分の金子さんが作ってくれると言ってくださっている。
何とかなりますように…。
1年、あっという間だ~