朝、なんとか起きて、空港に向かう。
起きたときは真っ暗だったけれど、空港に着いた頃は、もう明るかった。
早朝にも関わらず、成田空港第三ターミナルは結構な人出だった。
「○○行き、○○便いご登場予定の、○○様、○○様、○○様、こちら最終のご案内になります。」
JETSTARは、なかなか厳しい。
チェックインしていたとしても、本当に締め切るので、いくつもの便で、ファイナルコールがされ、次々と乗れない人の名前がコールされていた。
私も、数年前に、大分空港で乗せてもらえなかったことがある。
全日空や日本航空だと、これがもう少し優しい。
ちょっとしたプレッシャーがあるのだけれど、中に乗ると、さらにプレッシャーがある。
前後の間隔が狭く、搭乗率もほぼ満杯なので、さらに圧迫感があるのだ。
おおよそ、すべての航空会社の飛行機に、前方の席にはポケットがあり、メモ帳などをしまえるようになっているが、
JETSTARは全くない。
忘れ物が多いのと、きっと清掃の効率化を図っているのだと思う。
ポケットがなければ、忘れ物を入れる行為もないし、汚れることもない。
色々思うことはあるけれど、早朝の便にも関わらず、ほぼ満員のこの搭乗率は、企業努力の賜物、敬服するしかない。
新千歳空港に着くと、レンタカーの受付が見つからない。
新千歳空港はかなり大きな空港で、付近にレンタカースペースはなく、送迎バスで10分ほどかかる場所にある。
それは知っている。
でも、空港内に受付場所があるはず…が、見つからないのだ。
矢印に従って進むと、建物の一番端から端まで歩かされ、エスカレーターで2階に上がり、ANAなどメインの航空会社のチェックインカウンターを過ぎ、再度エスカレーターに乗って下がり、ふっと振り返ると、ようやくレンタカーのカウンターがあった。
ここで受付をして、送迎バスを呼んでもらい、レンタカー屋さんまで連れて行ってもらう。
トヨタの場合、すずらん店とポプラ店の二つが隣り合ってあり、その二つの存在意義が、私には良く分からない。
レンタカーに乗り込んだのは、空港についてから、かれこれ45分が経とうとしているところだった。
目的地をセットし、いざ北へ出発!