マルシェだ!
昨年の記録を見たところ、11月14日・15日開催だったので、まさに1年ぶり。
昨年も、10カ月ぶりの開催で参加したので、周囲の参加者たちがお互いに「久しぶり!元気だった!?」の声にあふれていた。
混雑を避けるため、誘導のチェーンが敷かれ、通行の方向も一方に限定。
マルシェに入場するために、なんと、並ばなくてはいけないと言う、厳重ぶり。
10時の開店からしばらくして、気づくと、かなりの列が出来ていて、期待の大きさがうかがえた。
有難いものである。
りょくけんは、りんごをひい、ふう、みい… 14種類持ち込んだ。
はるか、名月、あまみつき、トキ、あいかの香り、昂林、ひめかみ、弘前フジ、王林、ムーンルージュ、紅玉、おいらせ、シナノゴールド、シナノほっぺ。
聞かれる質問はおおよそ二つ。
「甘いのはどれ?」
「シャキッとした固いりんごが好きなの。」
…甘さで行くと、王林が一番感じやすいだろう。
糖度も高いけれど、酸味がほとんどないからだ。
固いりんごは、、、一番固いのは、シナノゴールド。
「知らないりんごばかり。」というお声も多く、「ふじが始まる前は、いっぱい種類があって、面白いんですよ~」と言いつつ、ご自身で選ぶことができるお客様は、少ない。
POPをじっと見てくださるお客様も中にはいらっしゃるが、やっぱりなかなかむつかしい。
分かりづらい。
午後から、分かったのは、「どれがおすすめか?」ということ。
私の場合、全部、お勧めだし、思い入れもあるのだけれど、お客様は、お勧めしてほしいのだと気づいた。
「全部、おすすめなんですけど、一つだけ、もしおすすめをあげてくれ、と言われるのでしたら、この、”はるか”、このはるかがおすすめです。コクがあるんです。でも外観が悪くて、小玉なので、決して、この後、栽培が増えるかというと増えないりんごだと思います
。」
もし一つだけお勧めするのであれば…
!
こういう言葉がお客様にも自分にも必要なのだ、と感じた。
銀座店は、17年、なんとか継続してきたので、基本的には常連のお客様であふれている。
有難いことだ。
逆に言うと、”りょくけん”というものは一から説明しなくても良く、商品も、一からご案内することが少ない。
こういう、マルシェのような経験は、やっぱり必要だな、と思った。
お天気にも恵まれ、しゃべりっぱなしで疲れたけれど、良い日だった。
夕方に、会社に戻り、さてさて。
北海道にやっぱり行こう、と飛行機のチケットを調べるのであった。