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磐田 社長日記

来客。

磐田市役所の農林水産課の方から問い合わせがあり、松屋銀座内の店舗でお会いすることになった。

目的は、情報交換だそうな。

「なんだろう?」

約束の時間、接客中の私にスーツ姿の方がアイコンタクトを送ってくる。
「あ。」

心の中で思った。

静岡の磐田から、わざわざ東京に来てくださった。
しかも、3名も。

「りんごも、長野や青森、北海道の多様な場所から納品してもらっています。」

ふむふむ、と聞いてくださる。
得意になって、「野菜くだものの青果だけでなくて、こういったお惣菜も、調理して、販売しています。」

「はい、ホームページで見ました。バーニャカウダ、美味しそうですよね。」

話を聞いたところ、磐田の北部の300軒ほどの農家さんを束ねて、様々な野菜を提供しているのだとか。
140品目以上の野菜リストを見せてもらって、「お。」と思う品目もあった。

私が産地に頼んで作ってもらっていたものの、翌年、あるいは道半ばで「やっぱりできない」となったような品目も多い。

トマトでお世話になっている鈴木さんも、たまたまだけれど、所属しているらしい。

りょくけんのルーツは間違いなく、静岡の浜松にあり、磐田はその西側にある。
1時間くらいお話しして、とっても畑を見たくなった。

第三者のご意見も聞きたく、元上司に電話。

「磐田の北部か。あそこらへんはわりと細かい野菜を年配の方が細々と作っていて、良いよ。
鈴木さんもいるだろ。」

「あ、そうなんです、所属されてます。」

「わざわざ来てもらったなら、今度はあなたが赴いて、現地確認して、ちゃんとやってみたら。」

そんなアドバイスをいただきつつ、他にもいろいろな話をして、楽しかった。

いつ、行こうかな。