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スイッチ 子噺

調子が良かった原因は…?

今日は、最後まで頑張れた。
調子が良かった。

昨晩、普段と違ったからかもしれない。

長男の口車に乗って買ってしまったゲーム機”スイッチ”。

このほど、マリオのすごろくソフトを購入したそうで、どうしても4人でやりたい、と夕食後に喧嘩が始まった。
私は夕食後は、どうしても仕事がしたいので「宿題があるから、とーちゃんはやらんよ。」と断固拒否していたのだけれど、あまりにもうるさいので、仕方なく、すごろくに加わることにした。

初スイッチ…。

リモコンが小さすぎて、なんだか。。。
どう持つのかも良く分からない。
しかもやけにボタンが多い。

確か、私の時代は、AとBボタンと十字キーだけだった気が…。

すごろくなのだから、サイコロを振って、ゴールを目指すだけだろう。

「15分くらいでしょ?」と長男に聞くと、バツが悪そうに「いや1時間くらい…。」

「え~」

長男、三男、次男がやるのを見ていれば、分かるだろう、と思っていたけれど、そうでもない。
まず、目指すべきゴールが見当たらない。
進んでいけば、見えてくるのかな?と思い、長男から説明を受けるのだが、まずい、頭に入らない…。
道案内を聞いている時みたいだった。

渋沢栄一は、孫たちが王子の家でトランプを興じていると、見ただけでルールを把握し、参加して、コテンパンにして孫たちに勝っていたそうだ。

1時間と15分後、決着。
ゴールはなく、10回ほど回ってくる順番で、どれだけ進んだか、どれだけスターをとったかで勝負が決まるということをようやく理解した。
結果は惨敗。

子どもたちは大喜びだった。

宿題(いや、まあ仕事なんだが)をしたかったが、断念。
子どもたちと床に就いた。

そのせいなのか、なんだか、調子が良かった。

ー仕事だけじゃ、ね。