銀座店と事務所を往復しているときに、銀座のスタッフさんから「これ、食べてみてください!」と渡された。
「???」
「”ひし”って言います。小さいころ、よく食べたんですよ~。」
牛皮のように受け止めてしまい、まんじゅうのようなものかと思って、そのままガブリ。
固い。
これは皮だ。
よくよく見ると、中に、クルミを白くしたような部分があるので(最初は餡だと思った)、バリっと皮を破いてから、その部分だけを食べてみた。
やっぱりクルミのような、栗のような。
思った以上に美味しい。
スタッフさんの故郷は福岡県。
調べてみたところ、”菱(ひし)”と言い、沼地に群生するもので、二股に分かれた種子の胚の部分を食用にできる。
菱栗とか沼栗とも呼ぶそうな。
九州のものだと思ったら、北海道や関東も含め、全国で見られるそうな。
まだまだ知らないことが多い。