バートレットという西洋梨が入荷した。
歴史を紐解くと、イギリスで1770年代に“発見”された品種で、当時は”ウィリアムズ”とか”ボン クレティエン”という品種名が付けられた。
その西洋梨が、アメリカに渡り、多く栽培されるようになり、木を譲り受けて大々的に販売したのが、バートレット氏。
以降、西洋梨は、”バートレット”という名前で呼ばれるようになった。
ヨーロッパから輸入された”ボン クレティエン”を見て、”バートレット”と同じではないかと分かったものの、その後も”バートレット”という名前で販売が継続された。
西洋梨は追熟が必要なのだが、比較的、長い追熟期間が必要な品種。
追熟がきれいにできると、やわらかく、ジューシーで甘みがあり、美味しい。
ただ、追熟期間が長いので、固い時期が長い。
りんごのような硬さの時に、食べてしまう。
ほかの西洋梨だと、渋みが残っていたりするのだけれど、バートレットはさわやかな甘さがすでにあり、がりがりしゃりしゃりの食感ではあるけれど、美味しい。
コンポートに向いている、とされるのは固い時期が長いからだと思う。
実際、世界で一番、生産量の多い西洋梨で、それはコンポートの需要が高いから。
”大味”と言われることも多いが、そういうわけでもない。
青りんごのようなさわやかな食味をお楽しみいただける。
サラダの具材としても、おすすめだ。
■西洋梨(バートレット) 北海道産 約1kg(3玉前後) 1296円(税込)
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/40675.html