西洋梨のトップバッター、オーロラが始まった。
西洋梨の代名詞でもラフランスに姿かたちともよく似ている品種。
8月下旬に長野では始まるので、圧倒的に早い品種だ。
この後、バートレット、ドワイエンヌデュコミュス、ブランディ―ワイン(セニョールデスペラン)、グランドチャンピオン、ラフランス、ルレクティエ、ゼネラルレクラーク、シルバーベルと年末まで続く。
西洋梨は追熟が必要なくだもので、収穫後、低温に当てて、熟度を一定に調整した後、常温に出すことで、追熟が始まる。
グランドチャンピオンのように、やや早い品種もあれば、追熟スピードが遅い品種もあり、なかなか面白い。
でも、一番困るのは食べごろの見極めだろう。
レクティエのように、緑から黄色に果皮の色が変わるものなら、まだ良い。
多くの品種がそんなにわかりやすくない。
ただ、共通して、以下の二つが見極めのポイントだ。
・ヘタの周りにしわが寄る。
・おしりをかぐと、香りが強くなっている。
慣れないうちは、やや行き過ぎくらいの時に食べてみるのが良い。
トロっとしたり、なめらかだったり、品種によって、味や果肉の感じも違うので、ぜひいろいろ楽しんでほしい。
ちなみに、私はグランドチャンピオンが一番好きなのだが、生産者さんがみんな、木を切ってしまい(樹齢が30年ほどたったため、病気が広がっている)、残念で仕方がない。
余市の森さんは切った後、新しい苗を植えているそうなので、もう少ししたら、復活するかもしれない。
乞うご期待!