電車の中では「え?暑い日にラーメン!?」と抵抗していた二人だが、かき氷を食べたことで、納得してくれていた。
私としては、上の二人としか行けないところで食べたかったので、ラーメン屋が良かった。
まだ3歳の四男を連れて、ラーメン屋はいけない。
スープを皿ごとひっくり返して、カウンターに座るほかのお客様に迷惑をかけるシーンしか浮かばない。。。
いくつかおいしいラーメン屋さんがある中で、三越の裏にある、「たかはし」というお店に入った。
平日には、近所のデパートマンかサラリーマンしかいないお店である。
14時を過ぎていたけれど、二組ほど並んで待っていて、わたくしどもが食券を購入した後も、列はどんどん長くなった。
以外にも子連れのファミリー層もいて、少し驚いた。
「でもね。行列のできていないラーメン屋さんなんて、美味しくないから。」と長男と次男に言い聞かせた。
「で、あんまり健康には良くないんだけれど、まず、スープを飲みなさい。それでおいしいかおいしくないかわかるから。」
いよいよ店内に案内され、カウンター席に3人並んで座った。
「うがいして手を洗っといで。」
まもなく醤油背油の2杯と、私にはあごだしの塩がやってきた。
両脇に座った息子たちの口々から「うまい…!」「熱いけど、ウマイ…」という声がもれた。
その声になんとなく私もうれしかったし、調理場の若い大将が黙って口に笑みを浮かべた。
本格的なラーメン屋さんに入ったのは初めてで、「これ何?」とチャーシューやメンマを指さしながら質問された。
きわめつけに、”たかはし”は、ほぐした豚肉が、チャーシュー以外にも添えられるのだけれど、次男に「これはシーチキン?ね、とーちゃん、シーチキン?」と質問されてしまった。
「いやいや豚肉だよ。」
なんでそんな質問をするのかと思ったら、嫁が作るラーメンにはシーチキンが入るからであることに気づくのには、少し時間がかかった。
11歳になった長男は一杯を平らげ、次男は2/3くらいを食べた。
残ったものは、こんなご時世だけれど、私が平らげた。
「も~食べられない。」
「でも、美味しかったから、食べられないと思ったけれど、食べちゃった~」
もう一軒、実はアイスクリーム屋さんに入りたかったのだけれど、そこは、ラーメン屋さんの数倍並んでいて、「いや、もう食べられないから。」と断念した。
有楽町のユニクロに入った後、有楽町のビックカメラへ。
二人のリクエスト通りのものを購入して、ニコニコ、ワクワクしながら帰路に就いた。
「かき氷を食べたのは、(三男には)言わないほうが良いよね~」と次男。
「う~ん、そうだね。」
二人とも歩き疲れたようで、ウトウトしていた。
私はがっつり寝た。
地元の駅に着き、その足で、保育園に三男と四男を迎えに行った。
(本当はいけない)
保育園を出て、帰り道、開口一番、「”東京”でかき氷食べたんだ~」と三男に話す次男。
「え?トーキョーで?」少し前まで、三男と四男には内緒にしよう、と言っていたのに…。
でも三男は納得していて、、、
というのも、実は三男も私は東京に行くのを誘っていた。
三男は年長。
十分、ラーメン屋さんにも行ける所作を備えている。
でも、彼には彼の理由があり、保育園に行きたがっていた。
ー気になる方がいるようである。
さてさて。
それぞれ成長していて、なんとも楽しみ。
これから先、何年、私に付き合ってくれるのやら。