インターネットの向こう側は見えない。
店畑をずっと歩いてきた私には、なかなか、この当たり前のことが難しい。
店舗であれば、お客様に何をしたら喜ばれるのか、目の前の動きに注力していればある程度分かるし、何かあれば、どう謝罪すれば良いのか、ある程度分かるものだ。
でもECの向こう側は見えないし、こちら側も見えない。
ところが、りょくけんの場合は、そうでもない時がある。
私は実店舗:りょくけん松屋銀座店にも、けっこうな頻度で立っている。
そうすると、目の前に、ECのお客様がいらっしゃることがある。
「大森さんですか?」なんて問われることがけっこうあったりする。
その後、一人、感慨に浸ることもしばしば。
あのお客様に、通販は支えられていたのか、と。
もちろん、「通販でこないだ送ってもらった桃!中、傷んでたわよ~」なんて言われることもある。
そんな時は、ひたすら平謝り。
でも、いずれの時も、ECと実店舗、両方ともやっていて良かったなあ~と思う瞬間だ。