ネクタリンは、少し説明が必要なくだものだ。
別名”毛無し桃”と呼ばれ、プラム=すももとよく混同されるけれど、すももではなく、完全に桃だ。
黄色の果肉の桃がほとんどで、けっこうな酸味がある。
未熟で収穫することが多いので、さらに酸味が感じられて、敬遠する方も多いかもしれない。
その趨勢を変えるべく生まれたのが”スイートネクタリン”。
酸味が少ないネクタリンの新品種群だ。
反田ネクタリン、晶光、晶玉、黎明、黎王、ファンタジア、フレーバートップなどなど。
いずれも従来のネクタリンよりも酸味が少なく、おいしい。
黄肉品種が多いが、白肉もあり、反田、晶光、晶玉が白肉品種。
最近生まれた、サマークリスタルもその系統で、酸味が少ない。
糖度は10度前後とおとなしめだけれど、酸味が少ない分、おいしく感じる。
ちなみに、わたくしの一押しは8月に出る、フレーバートップとファンタジアで、いずれも黄肉品種である。