北海道の余市から、さくらんぼが届いた。
まずは一番手、佐藤錦。
佐藤錦は、糖分と酸味のバランスが良く、紅秀峰など有力な甘みの強い品種が登場した後も、主力品種となっている。
昨年はさんざんだったけれど、今年は張りもあり、良い感じ。
糖度を測ると、18.9度あり、佐藤錦としては及第点。
ちなみに、糖度計は、ぶどう糖や果糖、ショ糖などすべての糖分を測りこむ。
ショ糖は、ぶどう糖と果糖のミックス。
ショ糖の甘さを1とすると、ブドウ糖は0.7で果糖は1.4。
つまり果糖の方が甘い。
桃などはショ糖成分が多く、糖度12度くらいでも十分に甘く感じる。
さくらんぼは、ぶどう糖中心のため、糖度が18度を超えていて、くどくなく、印象的には桃より甘くない。
この後、サミットというアメリカンチェリータイプのさくらんぼが始まり、最後に、北海道のエース”南陽
”が始まる。
本当に短い期間だけれど、さくらんぼの旬を楽しんでほしい。