ベビーコーンが美味しい。
バーニャカウダに入ったベビーコーン。 |
ベビーコーンやヤングコーンとも言う。
とうもろこしの幼果で、一般的には、小さいときに間引きし、メインとなるとうもろこしに栄養が集中するようにする。
「あれを商品化したいんですけれど!」と言っても、なかなか応じてくださる農家さんはいなかった。
理由は一つ、面倒だからだ。
そして、とってくださったとしても、中の実が、どのような大きさなのか、どのような固さなのか、など気にしてくださる方は、とても少ない。
そんな中で、山梨の小林さんは、中の実の大きさにも気を配ってくださる稀有な方。
外側の皮を剥いていくと、ほぼ半分のサイズになるが、実は、これがちょうど良い大きさ。
固さも程よく、芯もできていないので、食べやすいし、調理しやすい。
小林さんにコツを聞くと「簡単ですよ。触ってみて、どこまで実が行っているのかを確認して、とるのかとらないのか決めるだけです。」とサラリ。
じゃあ、と他の農家さんに教えると、感謝されるかと思いきや「そんなの面倒だ。」と一蹴されてしまう。
小林さんが育てるのは山梨のオリジナル品種「きみひめ」。
どうも、ゴールドラッシュなどの大ヒット品種に比べて、きみひめは、ベビーコーンが美味しい。
やわらかく、甘みがある。
ゴールドラッシュのベビーコーンは生長が早いせいか、すごく大きいものも入るし、そうすると芯が固い。
小林さんがとるきみひめのベビーコーンは、そういうのがない。
間もなく、本体のとうもろこしもスタートする。
それよりも前、初夏の旬野菜として、ぜひベビーコーンを食べてみてほしい。
■ベビーコーン 山梨県産 4本くらい 324円(税込)
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/34720.html