「今年の雑柑類は、正直、だめですわ。」
浜松の山間の中晩柑類がほぼ全滅に近い。
総じて、暖かった今年の冬なのだけれど、12月に1回、歳が明けてから1回、と寒波があったからだ。
山間の気候は、変わりやすく、気温差も大きい。
関東平野では「今日は冷えるね。」で済んでいたものが、山の上ではそうではなかったようだ。
黄金柑もかなりスが入っているのを確認しているが、同様に、水晶文旦も×。
生産者の足立さんから「今年はよしたほうがいい。」と逆に提案されてしまった。
12房ほど入っている中で2房くらいは白く乾いた房が入っているとのこと。
大橘(おおたちばな)はどうか?とも聞いたら、やっぱりスが入っているとのこと、、、
天候にはかなわないと言ったところか…。
それならば、温暖な場所は?と高知の日向夏の状況を聞いたら、「ひどい獣害で、今年は無いがよ。」と返ってきた。
「猿となあ、しし(=イノシシ)が食い尽くしてしもうたぁ。」
日向夏がないのは痛い。
柑橘の農家さんは複数の品種を作ることが多い。
もう少し他の農家さんに当たってみようと思う。