答えが気になって眠れなかった方々!
(いないかもしれませんが!!!)
お待たせいたしました。
第十期りょくけん東京入社最終試験、解答と解説。
Q1.インドネシア語と日本語で似てないものを選びなさい。
A. 名前
B. あなた(二人称単数の尊敬)
C. オランウータン
D. チンパンジー
これは、D.チンパンジー。
名前は、もしかしたら多くの言葉で共通なのではないか、というくらい似ていて、nama=ナマと言う。
欧米の言葉では、すべからくnameに似た言葉を使う。
あなたは、anda(あんだ)と言う。
あんたとか、あなたに似ている。
オランウータンは元々マレー語で、orangオラン=人、utanウータン=森で、森の人の意味。
多民族国家で、日本の占領後に続々と周囲の国々を併合してできた国家なので、言語も多種。
そんな時に、統一国語として”作った”のが、隣の国の言葉で文法的にも優しいマレー語を少し改良した言語なのだ。
Q2. りょくけんと言えば、原生地の環境を再現して、野菜の力を引き出し本来の美味しさを再現する農法ですが、次のうち、原生地と野菜の組み合わせで誤っているものはどれか。
A. トマト ー 南米
B. なす ー インド
C. キウイ ー ニュージーランド
D. キャベツ ー ドーバー海峡~地中海沿岸
こちらの回答は、C. キウイ。
キウイフルーツの原生地は中国の揚子江上流付近と言われている。
トロピカルフルーツなんて言われることもあるが、実は温帯の植物。
だから、日本でも栽培しやすく、みかん栽培の代わりに、栽培する方が多い。
ちなみに、新人さんは、ここでオーディエンスを使用。
BかCで迷ったそうだ。
りょくけん東京既存メンバーは、全員一致でキウイを選択。
社長として、ほっとした瞬間だった。
Q3. トマトと言えば、ナス科に属します。では、次の中からナス科の植物を選びなさい。
A. じゃがいも
B. さといも
C. さつまいも
D. キクイモ
応えはA. じゃがいも。
さといもは、サトイモ科。
さつまいもは、ヒルガオ科。
キクイモは、キク科の芋で、しょうがに似た形状をしているが、甘みがあり、健康効果も高いと言われる作物。
おおよそ、同じ科に所属していると、葉っぱも花も似ている。
じゃがいもの花とトマトの花は色こそ違うけれど、形状はそっくりだ。
「葉も似ているのですか?」という新人さんからの質問につい答えてしまい、ヒントを与えてしまった。
Q4. りょくけんには21名のスタッフさんが所属しています。では、名前に使われている漢字で、最も多いのは次のうちどれ?
A. 香
B. 美
C. 菜
D. 子
香も、美も、菜も多い。
けれど、女性が多いこともあり、”子”が最も多い。
新人さんはここで、テレフォーンを選択して、松屋銀座店のスタッフさんが見事にフォローしてくれた。
Q5. 一日目は300円のサラダを150個仕入れて、1000円で販売しました。完売しました。
二日目は200個に仕入れを増やし、1000円で販売したところ、半分残ってしまったので、半額で販売しました。次のうち、正しいのはどれ?
A. 売上も利益も二日目のほうが高い。
B. 売上も利益も一日目のほうが高い。
C. 売上は同じだが、利益は二日目のほうが高い。
D. 売上は同じだが、利益は一日目のほうが高い。
一日目 売上 1000円×150個=150,000円 原価 300円×150個=45,000円 利益=売上―原価=105,000円
二日目 売上 1000円×100個+1000円×0.5×100個=150,000円 原価 300円×200個=60,000円 利益=売上―原価=90,000円
このため、15000円、一日目のほうが多いことになる。
したがって答えはD。
本当なら、ここから、では、二日目にどうしたら一日目と同じ利益にできたか?というところまで質問したかったのだけれど、今回はやめておいた。
いくつかの回答が考えられるので、頭の柔軟性が求められる。
さてさて。
そんな試練を乗り越えた新人の彼女は、明日、銀座店の店頭デビューを迎えます。
どうぞ、皆様、よろしくお願いいたします。