出勤してみたら、届いた苺に、飾りつけのいちごの花があり、見ると、そのひとつは”鬼花”だった!
鬼花(おにばな)は、樹勢の強い枝になる幾重にもなった花の事。
実もなるけれど、果形が乱れて、おおよそA品にはならない。
鬼花 |
通常のいちごの花 |
多くの場合、受粉する前に間引いてしまうので、最後まで果実となり、一般の方の目に触れることはない。
今日見たのは苺だったけれど、トマトでもよく起きる。
勢いのある花なので、果形はやっぱり乱れるけれど、味が濃いとも聞く。
一度は食べてみたい。
と言うわけで、昨日のクイズの答え
”おにっぱ”も言います。
果たしてどの字を充てるのか分からないが、中身を守るためにつけたままにする外葉の事を言います。
”おにえ”は私が勝手に考えたことで、たぶん世の中では使われていないと思う。
あったら、すみません。
というわけでレベル1 ”おに”を使う野菜用語で正しくないのは、2のおにえ。
レベル2 不知火(しらぬい)は、デコポンだ。
デコポンで広く知られているが、品種名としては”不知火”。
デコポンは商標で、農協を通じてお取引がある場合は、デコポンと名乗ることができる。
不知火は、熊本の不知火町という地名に由来している。
長崎県の品種改良所で生まれた柑橘だったけれど、凸から傷みやすいとか、酸味が強いということで、採用されなかった。
熊本で再注目され、ヒット商品になった経緯がある。
レベル3 アカザ科に属さない野菜は?
これは、ごぼうですな。
ごぼうは、意外にもキク科。
ちなみに、ふだん草とスイスチャードは同じもの。
レッドスイスチャード(ふだん草) |
イエロースイスチャード(ふだん草) |
ベビーリーフに入っている赤軸の葉っぱでデトロイトという葉っぱもスイスチャードだ。
ベビーリーフによく入っているスイスチャードの幼葉(デトロイトという品種が多い) |
砂糖の原料になる”てんさい”やビーツも同じもので、アカザ科に属す。
赤ビーツ。ほうれん草の根っこの味によく似ている。葉はスイスチャードによく似ている。 |
ただし、アカザ科は最近の再編で消滅してしまった科で、現在はヒユ科の亜科とされている。
あまり役に立たないのですが、勝手にコラボ 野菜クイズでした~!