「今年は雪室(ゆきむろ)どうしますか?」
青森の奈良岡さんから連絡があった。
ふじとシナノゴールドは雪の中での貯蔵に適性がある。
うまく貯蔵できると、甘みが増して、美味しくなる。
毎年、美味しかったり、さほどでもないことがある。
フレッシュな風味ではなく、熟成された甘さ、というか。
熟成がうまくいくと、甘さがぐっとアップしてうまい。
ただ、強制的に甘さを増すようなところがあり、日持ちも悪くなる。
昨年は、雪が少なく、実はできなかった。
今年は雪が多く、雪室ふじと雪室シナノゴールドが可能。
仕込みは、雪の多い1月に仕込んでおかなくてはならない。
木箱に入れたりんごたちを、外に出し、雪が降り積もりそうなところに置いておく。
しばらくすると、りんごの上に雪が降り積もり、雪蔵のりんごが仕上がる。
1か月以上はそのままにする。
雪から掘り出すのは、3月15日頃。
今年は、どうかな?