野菜くだものを厳選していくものとして、その野菜が、どの科に属するのか知っておくことは非常に有用だ。
原生地がどこかも分かるし、それによって、どんな栽培環境がその野菜に適しているか、理解できたりするからだ。
不思議なことに、食べる部分が違ったり、色や形が違っていても、花や葉の形はよく似ていて、その植物の傾向を察することができる。
ナス科に属する野菜の花は、分かりやすい。
なすの花はこんなだ。
なすの花 |
この紫色の花が落ちて、ふくらみ、なすができる。
同じ仲間にトマトがある。
トマトは、導入当初の和名を、唐茄子と言う(唐柿とも)。
色こそ、黄色で、かなり印象が違うが、花の形はそっくりである。
トマトの花。 |
じゃがいもも、ナス科に属する。
食べる部分は土の中の、茎が肥大した部分で、地下茎。
男爵芋の花。 |
ただ、花の形は似ている。
品種によって、花の色が違うのが面白い。
メークインの花。 |
ピーマンもナス科。