11月にしてはとても暖かい朝だった。
月島第二児童公園に向かい、テントで検温や消毒をして、登録。
主催者の方々は、ほぼボランティアだそうだが、メインの方は顔なじみで、お互いに挨拶。
その次は、隣同士で出店者の人たちで挨拶。
「久し振り―!」
「あそこのマルシェはどう?」とか。
「久し振り。元気だった?」とか。
「ええ、まあ。何とか。」とか。
りょくけんは、今回の出店場所は、入り口側で、ナンバー1だった。
後ろ側の方は、花屋さん。
和歌山県の有田市出身だそうで、「みかん食べたい!」とりょくけんの川田さんのみかんを買ってくださった。
左隣は、秋田の三吉食堂さん。
常連の方で、よくお会いする。
ハタハタのアンチョビを作っていて、前々回は、気になりすぎて買ってしまったっけ。
角館(かくのだて)のほうから来ているそうなので、西木の斎藤さんをご存じなのではと思ったけれど、ご存じなかった。
秋田も広い。
方々のご挨拶を終えると、10時の開店を待ちきれないお客様が10数人ほど並んでいて、りょくけんにも人だかりができた。
りょくけんはトマトとみかんから始まった青果ブランドだけれど、今は、商品数がとても多い。
でも、同時に、分かりづらさにもつながるので、こういう催しの時は、どれだけテーマを持って商品数を搾るのかが肝心になる。
どこに、今の時期、強みがあるか、分かりやすいか、を考えて、りんごに絞った。
みかんも打ち出したかったけれど、静岡や和歌山あたりから、みかん農家さんがいらっしゃるので、遠慮した。
長野、青森、北海道。
7名の農家さんからりょくけんがいただいているりんごは多種多様。
一個だけ残っていた”おいらせ”を含めて、持ち込んだりんごは15種類!
おいらせ、もりのかがやき、涼香の季節、シナノスイート、シナノゴールド、弘前フジ(早生ふじ)、あいかの香り、はるか、名月、昂林、ひめかみ、こうこう、スリムレッド、紅の夢、そしてムーンルージュ。
自慢ではないが、全部美味しい。
「おお~すごい、見たことのない品種ばっかり。」
「はい、ふじが始まる前は、いっぱい品種があるんですよ。どんなりんごがお好きですか?」
始まってから1時間ほど、しゃべりっぱなしだった。
閑散とすることもあるから、本当にありがたいことだった。