りょくけんは、浜松で育った会社だ。
私も、6年間を浜松で過ごした。
2007年当時の社屋 |
浜松で、柿と言えば、間違いなく、次郎柿。
浜松の東側にある森町(もりまち)で生まれた柿で、種なしの甘柿。
渋抜きをしない分、果肉が固く、カリカリした食感を楽しむことができる。
無論、置いておけば、他の柿と同様、やわらかくはなり、それはそれで美味しい。
次郎柿 |
会社の近くである旧浜北市は、次郎柿の名産地で、少し上がった山の方に入ると、多くの柿畑を目にすることができる。
平地よりも山のほうが着色が遅く、市場に出すころには、価格が下がってしまうのだけれど、じっくり寒さに当たって育った分、品質の良い柿になる。
何人かの生産者さんを経て、今は第二東名高速道路近くの大平(おおいだいら)という地域の、足立さんに次郎柿をお願いしている。
目鼻立ちのはっきりした、体躯の良い足立さん。
足立さん |
カメラを向けても、なかなか笑みを浮かべてくれないし、強面なのだけれど、話すと、いろいろ教えてくださる。
研修で訪問した際に熱弁を奮ってくださった。 |
次郎柿には早生と普通次郎があって、早く出荷すれば、前述のとおり高値が付くので、一般で流通しているのは早生次郎。
普通の次郎柿は、実はほとんど栽培されていない。
でも、やっぱり美味しいのは普通次郎のほうだそうで、日持ちも良いので、12月の上旬くらいまで出荷してもらっている。
今年も楽しみだ。