岐阜県の関谷さんや小倉さんは、鉢植えで柿を育てている。
大きな、大きな、直径1mくらいの鉢植えに柿の木を定植し、パイプをさして水分と肥料をコントロール。
メリットは甘くて早いこと。
根域制限と言って、根を張り巡らさないことで、肥料分が効率よく吸収され、水分は雨がたくさん降っても、コントールすることができるため、糖度が上がる。
水があまりないと、木が「死んでしまう」と勘違いして、子どもである果実に栄養を送り込むためだ。
そして、早い。
桃栗三年、柿八年。
と言われる。
すなわち桃や栗であれば3年で、立派な果実がなる、と言う話で、柿の場合、8年かかる。
ところが、この鉢植え栽培にすると、3年くらいで、果実を生らす。
そして、早いの意味にはもう一点あって、ハウス栽培と同じくらい早く出荷される。
9月の上旬に始まるのだ。
↑豆柿 |
肥料の吸収効率が上がっているためなのか、半月から1か月早く、収穫や出荷ができるから驚きだ。
しかも美味しい。
これから、豆柿、早秋、太秋、陽豊と続く。
お楽しみに。