ぶどうのラインナップが突如として豊富になった。
シャインマスカット(ハウス)、ナガノパープル(ハウス)が先行して入荷した後、露地ものが開始。
大粒の黒ぶどう「藤稔(ふじみのり)」に「ピオーネ」。
赤い皮のぶどうでは、やや小粒の「サニールージュ」に加えて、大粒の「シナノスマイル」も入荷。
「どれが一番美味しいの?」とよく聞かれるが、こればかりは個人の好み。
酸味がなく、甘さを感じやすいのは、間違いなく「シャインマスカット」だろう。
今あるラインナップで、個人的なイチオシは「ナガノパープル」。
黒ぶどうだが、皮が薄くて柔らかいため、皮ごと食べられ、手間いらず。
露地になると少し皮が厚めになるので、ハウスものが、高いけれどお勧めだ。
甘いだけでない、ぶどうらしい風味を感じていただける。
ぶどうの品種のヒット要因はいくつかある。
◎甘いこと
◎食べやすいこと=種なし、皮ごと食べられること
の二つが大きい要因ではなかろうか。
シャインマスカットはこの二つの理由を満たす。
甘くて食べやすいのだ。
玄人好みなのは、赤ぶどうだろう。
かいじが一番好きだったが、種なし栽培が難しいこととで、だんだんと需要が少なくなり、最近ではあまり目にできなくなった。
代わって、シナノスマイルやハニービーナス、甲斐乙女などがこの後始まってくる。
ハウスものが終われば、今のびっくりするような価格もこなれてくるので、ぜひご利用を。