今年も受難の年になった。
雨が、多すぎる。
しかも、強い強い雨。
毎年、何かがある、、、
7月5日くらいまで順調だったとうもろこし。
15日~月末まで調達に少し苦しむので、昨年、南信州の高原のとうもろこし産地を開発した。
これで今年も、と思っていたところ、ピンポイントで強い雨が南信州の山間に降り注ぎ、打ち付け、とうもろこしは倒伏、たまった水に浸かってしまった。
それでもとうもろこしは強いので、普通にその後に晴れが2~3日続けば、再び立ち上がり、立派に実になる。
ところが、今年はその後も雨が降り続き、回復する暇を許さない。
「とうもろこしは無いの?」と銀座店でもお客様に聞かれるが、無い。
そうして、頼ったのは北海道の余市の安芸さん。
いつもなら、くだものをお願いする農家さんだ。
くだものは、秋に集中しているので、年間雇用を可能にするため、雪のない時期は、ハウスで野菜を作っている。
その一つがとうもろこし。
毎年、20日前後に収穫を迎える。
期間は1週間くらいしかないのだけど、思い切って電話してみた。
「どう、コロナの影響は?北海道もね、」
最近の話をした後、本題突入。
「とうもろこし、お分けいただけないですか?100本2回くらい。」
「よく覚えていたね~ちょうど来週月曜日あたりから採ろうかと思ってたんだよね。」
「!」
「じゃあ、今回は100本2回、送るよ。」
「ありがとうございます~~~~」
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ハウスとうもろこしの前に立つ安芸さん(10年以上前の写真だけれど) |
実を言えば、安芸さんにお願いするのはこれが初めてではない。
でも、何かしらタイミングが合わず、成立しなかった。
「品種はね、恵味(めぐみ)ゴールド。」
青森の佐藤さんが作る嶽きみのとうもろこしと同じ品種だ。
これは期待できる!
ちょっと小躍り。
少し温度の足りないところで、人間の手を加えて少し温度を足して出来上がるものは、だいたい品質が良い。
虫がまだ目覚め切っていないところで、状態も良いし、何より、最低気温が下がるからだ。
人間は最低気温を下げるのは、まだ難しい。
楽しみである。
週末に少しだけ銀座店でもとうもろこしのサラダが出ます。
■ハウスとうもろこし(恵味ゴールド) 1本 410円(税込)~