山形県の試験場で生まれた品種で、ナポレオンという大粒品種の自然交雑種。
育成地では、どちらかと言うと大きいだけで、大味、評価の高いさくらんぼではないのと、晩生品種のため、開花時期がそろわず、結実が不安定で栽培が普及しなかった。
ところが、北の大地、北海道ではその品質も結実率も向上する。
酸味もある程度出て、糖度が高くなる。
粒が大きいこともあって、北海道産の南陽の評価はがらりと変わるのだ。
初入荷を楽しみにしており、食べてみると、個体差はあるものの、おおむね、美味しかった!
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糖度21.4度。高い!と思うのだが、さくらんぼは18度以上ないと美味しくない。 |
今年は、さくらんぼは受難の年で、いつもお願いしている青森のさくらんぼは、栽培を途中で断念。
自然結実が少なく、新型コロナウィルス流行の中、手間暇をかけることができず、リカバリーをあきらめた。
山形や長野の農家さんに聞くと取れているが、水分を吸い過ぎて、収穫しながら食べると「おいしくなくて腹立つ」ほどだそうな、、、
梅雨の影響が比較的少ない、亜寒帯の北海道ならではのお味なのかもしれない。
ぜひご賞味あれ。
■さくらんぼ(南陽) 北海道 約200g 1512円(税込)