中身だろ、中身。

秋田の男鹿半島で、サンデーレッドという秋田オリジナルの赤肉品種を作っている。

SKIPの時に、かぼちゃの栽培依頼をしに行ったら、そちらは断れて、逆にこのメロンを売り込まれたと聞く。

これがとても美味しい赤肉品種で、普通ならば、追熟させて水分が出て、果肉が柔らかくなってから、ようやく甘さを感じるようになるのだけれど、サンデーレッドは、収穫当初から、まだ果肉が固くても甘い。

当時、70～80名くらいの生産者がいたが、今年はついに1名。

理由は簡単、外観が悪いからだ。

サンデーレッドはネットが美しくない。

代わって導入されたレノンは、交雑メロンの中ではネットが美しく、外観がきれいだ。

時期的に、お中元など贈答が多いので、レノンのほうがどんどん作付けが増えた。

私としては、ずっとサンデーレッドを買い支えてきたつもりなのだが、不十分だったようだ。

今年も1回だけの入荷だったが、甘くて香りも良く、とても美味しかった。

生産者が1名になってしまったのは残念だが、以前あったような品質のばらつきが無くなり、これはこれで良かったのかもしれない。

きちんとフィードバックして、来年も継続して栽培していただけるようにせねば。