店長が、非番の日に店に来て「これ。」と渡してくれた。
以前、話していた「無殺菌牛乳」。
百貨店のIの新宿店で販売していたという。
“想いやり生乳”と名付けられた牛乳は、区分としては”特別牛乳”だそうで日本ではまだ3件しか認定されていない区分だとか。
北海道十勝地方にある牧場で、放牧と冬の間は屋根のある牛舎と行き来を自由にしている。
飼料は牧草以外は与えていない。
搾りたての生乳をそのまま瓶詰めしている、というから驚きだ。
果たしてそんなことが可能なのかと言えば、菌数が100個/ml以下であれば、可能。
普通の生乳だと何百万個という菌数らしいので、奇跡に近い菌数だと思う。
夜、恐る恐る(私はおなかが弱い)飲んでみた。
一口目。
なんだかクセがある。
二口目。
普通になってきた。
ごくごくと飲んでいくと、割と普通。
少し時間をおいてまた飲み始めると、何となくクセがある。
先入観が手伝うのか、生臭さが一瞬あるような、ないような。
草っぽさか。
あるいは酸味か。
口が乾いていて、その影響かも知れない。
いずれにせよ、普通に飲めた。
殺菌をしていないので、有用な酵素も生きていて、おなかをゴロゴロさせないとのこと。
驚きの牛乳だった。