日曜日の大手スーパーに立ち寄ると、198円のメロンが山積みにされていた。
「??? まさかね。」
100gあたり198円だろう、そんな思いで今一度プライスカードを確認すると、間違いなく、1玉198円だった。
”カリビアンスイート”という名称で、ホンジュラス産。
中米の小さな国からやってきたメロンだ。
あの辺りは乾燥して、潮風が吹きこむ場所で、きっとメロン栽培にも適しているのだろう。
大手スーパーのバイイングパワーはすごい。
日本だけでなく、海外にも強い。
一時の住商フルーツよりも、今は小売店の商品部門のほうが強いのではなかろうか。
お値段や産地にも興味がわいたけれど、外観も悪くない。
我々日本人が好きそうな、きれいな楕円型で、左右均等、ネットの張りも美しい。
もうひとつは色目。
夕張メロンや、黄色っぽい緑肉の品種「ゆうか」の外観に似ているのだ。
怖いもの見たさなのか、なんなのか、自分の経験のために、欲しくなって購入。
しばらく常温に置いていた。
「とーちゃん、起きて、メロン切ってよー」
長男から催促が入った。
購入から1週間。
たしかに、もう切っても良いかもしれない。
カットしてみると、黄色っぽい緑肉の品種で、種の部分少なくて可食部が多い。
これは良いかもしれない、と期待する。
長男と二人で喜んで食べていると、次男と四男もやって来て食べた。
が、味は今一つ。
「そこまで美味しくないね。」と長男と同意。
「やっぱり、りょくけんじゃないからね。」と長男が言う。
「あ、いや、そういうわけでも、、、」
追熟は十分だと思っていたけれど、私が思うに今一つ。
そこの見極めをしくじったように思う。
なんにせよ、また、勉強になった。
ちなみに、こちらが「ゆうか」 |
ゆうかの断面。 |