”レスポンシブデザイン”と言われて、どのくらいの方がピンと来るのだろう?
このほど、重い腰を上げて、りょくけんの通販サイトをレスポンシブデザインに移行した。
サーバーの老朽化などで一時期、売上が落ち込んだ反省で、現在は、ショップサーブと言う通販向けのサーバーの中で、サイトを持っている。
このショップサーブが、従来のデザインに加え、レスポンシブデザインのテンプレートの提供を始めたのだ。
さて、レスポンシブデザイン。
これは、パソコン画面で見るのと、スマ―トフォン画面で見るのと、同様のデザインで見ることができるデザインの事。
例えば、アマゾンはレスポンシブデザインに対応していて、PCで見ると横並びにも商品が羅列されるが、スマートフォンで見ると、縦に構成が変わる。
企業側から言うと、二つのデザインを管理せずに済み、楽だし、PC用の凝ったデザインがそのままスマートフォンでも提供できる。
一方で、スマートフォンの使い勝手とPCの使い勝手は違うので、デザインを変えるのは親切である、という考え方もある。
例えばインターネットショップであれば、スマートフォンはスクロールして商品を見るし、タップして商品を選ぶ。
PCでは、マウスでドラッグしたり、クリックする。
使い勝手の良いデザインは、PCとスマートフォンでは異なるわけだ。
ただ、ショップサーブのスマートフォンのテンプレートには致命的なところがあり、ユーザーの不便さを生んでいた。
商品を買い物かごに入れると、買い物かごの画面に自動に移ってしまい、いちいちカート画面から商品画面に戻る操作が必須だった。
アマゾンさんなどは、いちいちカート画面にならない。
これが、野菜のようにいくつも細かい商品を購入する場合は、厄介だ。
PCサイトのテンプレートには、商品を選ぶ度にカート画面にいちいちならない、という設定が可能なのだけれど、スマートフォンのテンプレートでは設定ができなかった。
唯一の方法が、レスポンシブデザインのテンプレートに移行すること。
PCのデザイン設定がそのまま生かされるからだ。
腰が重かったのは、それまでに、テンプレートもカスタマイズして、審美的なところを自分が好むものにしていたからだ。
テンプレートを変えると、リセットされてしまう。
とはいえ、調べ始めてはや数か月。
スマートフォンで買い物をする方も増えている。
思い切ってやることにした。
やっぱり少し審美性は劣るものの、だんだんと改善していければよい。
スマートフォン上での操作性は上々のようで、「だいぶ楽になりました!」とのお声も頂戴した。
今後も勉強を続けていきたい。