仕事と子育ての両立は、簡単なことじゃあない。
それでも、平時は、保育園や学童保育で、息子たちを預かってくださるので、なんとかなっている。
プライベートなことではあるが、私の場合、妻も、サービス業に従事しているので、大みそかも元旦も関係なく働いている。
保育園は、29日から翌3日までがお休み。
妻のシフト表(いつが出勤でいつが休みか)とにらめっこしながら、何とか順番で、この6日間、交代で息子たちを見なくてはならない。
親だから、当たり前なのだけれど。
今日は、その、いわゆる穴の日ともいうべき日で、私も嫁も仕事の日。
仕方なく、いつもの公私混同。
事務所に息子4人を連れていき、面倒を見ながら発注作業を行った。
とりあえず、食べ物を与えておけば、おとなしく邪魔しないでもらえるだろう、の図。 |
PCとにらめっこしていると、店舗から連絡があり、青大豆が届いていない、とSOS。
発注ファックスを終わらせた後、銀座店に届けに向かった。
車を松屋銀座の裏口に停めた。
「この青大豆を売り場の届けて来れる?」
「大丈夫、いけるよ!」と長男。
9歳になった長男は頼もしい。
ノリなのか、次男と三男も「僕も行く!」と走って行ってしまった。
「明けましておめでとうございます、っていうんだぞ~」
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3人いれば、誘拐されることもないだろう、、、
それでも心配。
爆睡している四男を車に残し、車外で帰りを待った。
売り場は忙しいらしく、電話しても出ない。
3が日だし、暇でなくてよかったものの、、、心配。
―と。
10分もしないで、向こうから3人が駆けてきた。
ジャンパーが寒風になびいていて、まるでヒーロー番組の一場面みたいだった。
心配は杞憂だったようだ。
少ししてから、厨房長から御礼のメールが入った。
無事に届いたようでほっとした。
ちょっと綱渡りの一日だったけれど、なんとなく満足感が、心の中にあった。