りょくけんが入店する松屋銀座で、食堂デザイン会議と題して、講演会があった。
株式会社松屋は、65年に渡り、日本デザインコミッティーという組織に協賛している。
日本を代表するデザイナーさんたちが所属していて、例えば、NHKの”デザインあ”や”明治おいしい牛乳”のパッケージを手掛けた佐藤卓さんや、
来年に控えたオリンピックのメイン会場である”新国立競技場”を担当した隈 研吾さんが所属している。
![]() |
“撮影禁止”というアナウンスがあった。待ち時間にスクリーンに映し出された最初のスライド。 |
松屋は、この錚々たるメンバーに家具などを選定してもらい、銀座店で販売もしていて、異彩を放つブースになっている。
松屋は今年、150周年を迎えていて、これを記念して、大規模な日本デザインコミッティーの歩みを一挙にまとめたような美術展も開く。
その美術展のディレクター(方向性を決める方)を務めるのが、田川欣也さん。
今回の勉強会は、この田川欣哉先生が講師だったので、楽しみで、スケジュールをやりくりしてなんとか、松屋の社員さんたちに交じり、伺った。
田川先生。
簡単にプロフィールを紹介すると、東京大学の理工学部を卒業した後、ロンドンの美術学校に留学して卒業。
その後、その美術学校で教鞭もとりつつ日本、ロンドンをまたにかけてtakram(たくらむ)という会社を運営している。
壇上に上がった田川先生は、Tシャツの上に黒のジャケットにスーツで、歳は私ともさほど変わらない。
松屋銀座店閉店後の20時半からスタートであったけれど、ノンストップで話す田川先生の話に、すっと引き込まれてしまった。
デザインとは何か、そして今、どれだけ重要視されていて、それがなぜなのか。